概要
- 制作費用: 22,177円
- はんだセットなど必要な道具込
- 基盤、アクリルは外国の企業で発注
- ドル円は当時のレート(1$=149)で計算
- 制作期間
- 基板設計: 24h
- 設計図面は booth にて販売予定
- 制作: 6h
- はんだ初心者でしたがいけました
- 基板設計: 24h
手順
回路設計
- KiCad 8.0 を使用
- ボードは RP2040-Zero を使用
基盤設計
KiCad 8.0 を使用
基板発注
JLCPCB(海外のサービス)に依頼した
注文の詳細は下記
アクリル発注用ファイル作成
.svg/.pdf/.dxf ファイルを用意する
- Kicad > ファイル > プロット > 下記のように入力 > プロット
- 出力フォーマット: DXF
- 含めるレイヤー: Edge.Cuts のみチェック
- すべてのライヤーでプロットする: 全てチェック外す
- 後は画像参照
- Kicad > ファイル > エクスポート > svg > 下記のように入力しエクスポート
- 出力ディレクトリ選択
- 導体レイヤー: チェックをすべて外す
- テクニカルレイヤー: Edge.Cuts のみチェック
- 印刷モード: モノクロ
- SVG ページサイズ: 現在の用紙サイズ
- .svg ファイルがエクスポートされるので、Inkscape などで確認
- 寸法を記載 (画像参照)
- inkscape > ファイル > 名前をつけて保存 > ファイルの種類 で pdf を選択 > 保存
※ ネジ固定用の穴は直径 4.0mm としている(ネジの直径は3.8mm)
アクリル発注
ELECROW(海外のサービス)に依頼した
- More Services > acrylic laser cutting
- Add your Arylic File に .svg/.pdf/.dxf ファイルを zip 圧縮してアップロード > 必要情報入力 > Add To Cart
その他部品購入
部品 | URL | 備考 |
RP2040-Zero | https://talpkeyboard.net/items/640ea9f3072c3c538731c515 | * 2 購入(予備) |
CHERRY MX LowProfile | https://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=600 | 10 * 2 購入 |
ボタンキャップ(24mm) | https://comicnoise.base.shop/items/81874325 | * 20 購入 |
ボタンキャップ(30mm) | https://comicnoise.base.shop/items/81874297 | * 1購入 |
Oリング(1.5mm) | https://comicnoise.base.shop/items/81874799 | * 2 購入 静音化 + キーストローク短く |
ネジ | https://amzn.to/3XKTlyf | 固定用 |
シリコンゴム足 | https://amzn.to/3LbxKY5 | 裏面につけている 滑り止め |
はんだセット | https://amzn.to/4boZiE7 | もう少し良いものを買ったほうが良さそう |
フラックス | https://amzn.to/3zkoa2K | はんだののりを良くする |
ニッパー | https://amzn.to/4eMiZso | 吸い取り線を切る用 |
マスキングテープ | https://amzn.to/3VM8Lj7 | 基盤とRP2040をはんだする際、固定するために使用 |
ハンダ吸い取り線 | https://amzn.to/3zkMdyh | はんだ付け直し用 |
ファームウェアの書き込み
- FWはここからDLする
- https://gp2040-ce.info/downloads/
- RP2040-Zero の BOOT ボタンを押しながらUSB接続する
- ストレージ認識されるので、DLしたFWを書き込む
ファームウェアの設定
- 設定は Web Configure から実施
- USB 接続時に特定のキー(PIN1 + PIN4 + PIN10)を5s間押し続けるとローカルで web server が起動、http://192.168.7.1 にアクセスすることで設定が可能
下記は私の設定例
SF6はルール上移動キー以外は11ボタンを攻撃に割当可能だが、GP2040-CE は Input Mode をPS4/Xbox にすると10個までしか割り振れない。
11ボタン割り振りたい場合は Input Mode: Keyboard とすると良い。
画像
BOOTH
準備中
参考にした記事
- 薄型レバーレスを自作した話
まとめ
市販のレバーレスは高い、拡張性が低いということもあり買い渋っていたが、回路設計さえできればあとはそこまで時間をかけずに作れた。動作も良好で満足している。
若干敷居は高いのと、そこまでコストを抑えられなかった点がデメリットではあるが、
下記メリットを考えるとチャレンジしてみても良いように思う。
・自分の好きな配置にできる
・コストがやや抑えられる
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