[SF6] レバーレスコントローラーを自作した

ゲーム

概要

  • 制作費用: 22,177円
    • はんだセットなど必要な道具込
    • 基盤、アクリルは外国の企業で発注
      • ドル円は当時のレート(1$=149)で計算
  • 制作期間
    • 基板設計: 24h
      • 設計図面は booth にて販売予定
    • 制作: 6h
      • はんだ初心者でしたがいけました

手順

回路設計

基盤設計

KiCad 8.0 を使用

基板発注

JLCPCB(海外のサービス)に依頼した

注文の詳細は下記

アクリル発注用ファイル作成

.svg/.pdf/.dxf ファイルを用意する

  1. Kicad > ファイル > プロット > 下記のように入力 > プロット
    • 出力フォーマット: DXF
    • 含めるレイヤー: Edge.Cuts のみチェック
    • すべてのライヤーでプロットする: 全てチェック外す
    • 後は画像参照
  1. Kicad > ファイル > エクスポート > svg > 下記のように入力しエクスポート
    • 出力ディレクトリ選択
    • 導体レイヤー: チェックをすべて外す
    • テクニカルレイヤー: Edge.Cuts のみチェック
    • 印刷モード: モノクロ
    • SVG ページサイズ: 現在の用紙サイズ
  2. .svg ファイルがエクスポートされるので、Inkscape などで確認
  3. 寸法を記載 (画像参照)
  4. inkscape > ファイル > 名前をつけて保存 > ファイルの種類 で pdf を選択 > 保存

※ ネジ固定用の穴は直径 4.0mm としている(ネジの直径は3.8mm)

アクリル発注

ELECROW(海外のサービス)に依頼した

  1. More Services > acrylic laser cutting
  2. Add your Arylic File に .svg/.pdf/.dxf ファイルを zip 圧縮してアップロード > 必要情報入力 > Add To Cart

その他部品購入

部品URL備考
RP2040-Zerohttps://talpkeyboard.net/items/640ea9f3072c3c538731c515* 2 購入(予備)
CHERRY MX LowProfilehttps://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=60010 * 2 購入
ボタンキャップ(24mm)https://comicnoise.base.shop/items/81874325* 20 購入
ボタンキャップ(30mm)https://comicnoise.base.shop/items/81874297* 1購入
Oリング(1.5mm)https://comicnoise.base.shop/items/81874799* 2 購入
静音化 + キーストローク短く
ネジhttps://amzn.to/3XKTlyf固定用
シリコンゴム足https://amzn.to/3LbxKY5裏面につけている
滑り止め
はんだセットhttps://amzn.to/4boZiE7もう少し良いものを買ったほうが良さそう
フラックスhttps://amzn.to/3zkoa2Kはんだののりを良くする
ニッパーhttps://amzn.to/4eMiZso吸い取り線を切る用
マスキングテープhttps://amzn.to/3VM8Lj7基盤とRP2040をはんだする際、固定するために使用
ハンダ吸い取り線https://amzn.to/3zkMdyhはんだ付け直し用

ファームウェアの書き込み

  • FWはここからDLする
    • https://gp2040-ce.info/downloads/
  • RP2040-Zero の BOOT ボタンを押しながらUSB接続する
  • ストレージ認識されるので、DLしたFWを書き込む

ファームウェアの設定

  • 設定は Web Configure から実施
    • USB 接続時に特定のキー(PIN1 + PIN4 + PIN10)を5s間押し続けるとローカルで web server が起動、http://192.168.7.1 にアクセスすることで設定が可能

下記は私の設定例
SF6はルール上移動キー以外は11ボタンを攻撃に割当可能だが、GP2040-CE は Input Mode をPS4/Xbox にすると10個までしか割り振れない。
11ボタン割り振りたい場合は Input Mode: Keyboard とすると良い。

画像

BOOTH

準備中

参考にした記事

まとめ

市販のレバーレスは高い、拡張性が低いということもあり買い渋っていたが、回路設計さえできればあとはそこまで時間をかけずに作れた。動作も良好で満足している。

若干敷居は高いのと、そこまでコストを抑えられなかった点がデメリットではあるが、
下記メリットを考えるとチャレンジしてみても良いように思う。
・自分の好きな配置にできる
・コストがやや抑えられる

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