XKeymacs で emacs コマンドを利用している際、Windows のショートカットとバッティングしていて困ることがあります。
例えば「C-f」、emacs だと右移動ですが、Windows だと検索になりますね。
emacs は「C-s」が検索になりますが、「C-s」はWindows ショートカットの保存を使いたい。
どちらを取るか、とても悩ましいです。
そんな時は、右Ctrl を emacs に、左Ctrl を従来どおりWindowsのショートカットに割り当ててしまいましょう。
XKeymacs「C-」の割り当てを変更する
「C-」は、emacs で Ctrl を押しながら実施するコマンドのことです。
XKeymacs上では、右Ctrl, 左Ctrlを別物として扱います。
Ctrl のうちどちらかを XKeymacs で扱うよう設定すれば、一方の Ctrl は従来どおりの Ctrl の動きをしてくれます。(つまり、Windows のショートカットが使えます。)
設定手順は以下のとおりです。
- XKeymacs プロパティを開く
- 詳細タブを開く
- カテゴリから「その他」を選択
- コマンド「C-」を選択
- 現在のキーが「Right Ctrl」or 「Left Ctrl」のみになるよう修正
- 適用ボタンを押す
上記設定では、それぞれの Ctrl の動きは下記のようになります。
- 「Right Ctrl」押下時は emacs コマンド
- 「Left Ctrl」押下時は Windows コマンド
Right Ctrl を押しやすい位置に移動する
Right Ctrl はデフォルトだと押しにくい位置にありますので問題がなければ移動してしまいましょう。
キー配置を変えられるソフトはいくつかありますが、私は ChangeKey を使用しています。(最近Windowsが純正のソフトを出すような話もあります。)
私のキーマップは下記のような感じです。
Caps Lock の位置に右Ctrl を配置しています。
まとめ
XKeymacs、かれこれ10年位使っています。
なれてしまうと外の環境で作業効率が落ちてしまうことが難点ではありますが、自分の環境に入ったときに良いパフォーマンスが出せるよう、各所からお気に入りのコマンドを抜き出して、自分にあった環境を作っていきたいですね。
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